[1034-201510] 日本で暮らしていて「ありがたいなぁ」と思う日本製品の素晴らしさ。今回は主に腕時計について語る。長いよ。

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日本のモノって凄いと思うのです。そして、日本に住む限り、日本のメーカーのモノを買うのが最もC.P.も高く、また使っていて安心です。その理由については以前も暑く書いたことがありますが。

[0757-201504] 日本で暮らしていて「ありがたいなぁ」と思う日本製品の素晴らしさ。今回は主に筆記具について語る。長いよ。 | Life Style Image
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日本にいると、日本製品の良さになかなか気づきません。せいぜい気づいて「性能が良い」とか「正確」とかその程度で、実はデザイン的にも優れていて、ただ欧米のほうがデザインに優れていると盲目的に思ってしまっている日本人にとってはその魅力がなかなか見えません。けれど、実際機能から来る美しさであったり、そのシンプルさや、一見野暮ったく見えるデザインも、実は使ってみると案外しっくりくる。

今回はそんな気負わず、日常に溶け込んで、飽きずに使えるそんな日本のモデルについて、腕時計を例に改めて振り返ってみたいと思います。

世界を震撼させなくても、日本の腕時計って素晴らしい。

クオーツの開発は、スイス時計業界にショックを与えたというよりも、時計業界としては革命のようなものだったと思います。誰でもどこでも手軽に時間を知ることが出来る。自分の時間を持つことが出来る。それは、日本の時計メーカーが果たした役割が大きい。

結果として大量生産大量消費の中で時計というものは特別なモノではなくなりましたが、そこで方向転換したのが「時を知る」以外の意味を時計に持たせたこと。それが機械式時計のブームのきっかけだったと思います。

けれど、そんなことは抜きにしても、日本の腕時計って素晴らしいと思うのです。

日本の腕時計の素晴らしさは、特に普及価格帯にこそ宿ると思う。

普及価格帯と言っても人それぞれに区分けは違いますが、ここでは誰でも気軽に買える価格帯。1万円程度迄で考えてみます。

この価格でも手を抜いていないところが日本の腕時計の凄さです。日本で買う限り、いえ、世界を見ても、この価格帯で買える時計に関しては日本のメーカーの独壇場です。

勿論アメリカにはTIMEXもあります。アメリカ人の心のようなブランドです。それは否定しません。私も好きです。なので、別に他がダメだと言いたいわけではありません。けれど、どこでも買えて、無造作に売られていて、安心して使うことが出来る。そうした安心感や信頼感も含めると、私はやはり国内メーカーを挙げたい。

50周年おめでとう。絶えることなく世界で続いてきたSEIKOの名作5。

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ここ一週間ほど、私の中では気分はSEIKO 5です。この価格帯で安心のSEIKO 7Sムーブメントを搭載。現行はムーブメントも変わりましたが、今もこの7Sを積んだ5は大量に日本で世界で出回っています。安心の大量生産で安定した性能を生み出すのは、日本のSEIKOならではです。私は下手な海外の中途半端な機械を積むのであれば、むしろSEIKOの7Sを推したい。

そして、このSEIKO 5の素晴らしいところは、この5というモデルが50年以上絶えることなく世界で作られ続けてきたこと。50周年おめでとうです。もう誰も全モデルを把握している人はいないでしょう。けれど、先人たちが世界へと飛び込んでいった日本がまだ元気だった頃から、世界の隅までこの時計はともに出て行ったのです。世界で揉まれた時計です。

私が機械式時計を一本選ぶのであれば、SEIKO 5を選びます。

デジタルのカシオ。やっぱりSTANDARDは凄かった。

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もう散々語り尽くされたデジタルの世界標準。CASIO STANDARD DIGITAL。このブログでは最近はA158Wばかり出しているので、たまには有名処のF-91Wを挙げてみます。

CASIOといえば、デジタルです。カシオ計算機。堂々と文字盤に社名を出し、チープと付いて格が上がるのは世界中見渡してもカシオ以外にはありません。そして、その耐久性から凄さまで、日本以上に海外の至る所で様々な驚きの声が上がるという、SEIKO同様、日本以上に海外でこそ評価が高い逆輸入的存在です。

CASIOにはG-SHOCKという同じく海外から逆輸入の形で火が付いた名作がありますが、本当の凄みというのはこのSTANDARD DIGITALにこそあると思っています。この力を入れてなさそうでいて、見事なバランス。これ以上足しても引いても壊れてしまいそうな絶妙な位置に、意図してか、それともたまたまか、たどり着いてしまったのがこのシリーズの凄さ。その魅力は世界中で愛用者がいることからも分かります。

TIMEXも凄いけれど、日本にはこれがある。世界よ、これがチープだ。

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ナニコレ狙って作ったの?このサイズと文字のバランス。試しに手元にある紙にアナログ時計を適当に書いてみて欲しいのです。

意外と難しいから。

それは、針の長さなり太さなり、数字の種類なり大きさなり、更に目盛りや数字の太さなりのバランスというのは簡単なようでいて、調和するのが難しいからです。

ではこの文字盤はどうでしょう?

なんかあまりに力入ってなさそうでしょ?でも破綻してないんです。破綻していると、こういうシンプルな時計ほど、人は感覚で選ばないからです。

そして、今この時計が何が起こったのか、シンプルカワイイウォッチとして若い女性を中心に人気が出ています。人気出てブームになっちゃうような時計じゃないんですが。ちなみに私の友人の女性も先日さり気なく腕につけてました。

カシオのこのSTANDARDシリーズってデジタルもアナログも実売1,000円程度なんです。にも関わらず、惰性で作っていない。いや、作れないんだと思います。日本だもん。

日本の腕時計が凄いのは、日本でも世界でも気軽に買えること。

勿論世界に出れば場所によっては入手しづらいこともあるでしょう。でも、意外と海外のほうが買えてしまうこともあるから不思議です。そして、世界のどこで買おうと安心のSEIKO品質、CASIO品質なんです。これって凄いことです。TOYOTAやHONDAと同じです。日本にはSONYやTOYOTAだけじゃないんです。もっと身近に、もっと日本なモノが高い評価を受けて存在しています。それがSEIKOであり、CASIOです。

大きく爆発的な人気が出ることもありません。中国人の爆買いもありません。けれど、これからも地味に細く長く続いていくもの。それが日本の腕時計であり、高級腕時計が迷走したとしても、このSEIKO 5やCASIO STANDARDは迷走することすらないでしょう。

地球上で最も勢力が大きいのが人間ではなく昆虫であるように、世界中で地味に腕元を支えているのは、本当はこうしたSTANDARDな時計なのかもしれません。それが気軽に日本でも買えるということ。そのありがたさを、是非しみじみと感じて欲しいな、と思っています。

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2016.03.03

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