[1104-201512] この時期革靴を買うのなら折角なら国内メーカー3〜4万円にも目を向けてみませんか?

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革靴に興味のない人にとっては論外な価格3万円。興味を持ち始めた人にとっては最初の本格靴入門ともなる3万円。そしてすっかり靴に毒されてしまった人たちにとっても、改めて振り返ってみると実は色々な意味で面白く使いやすい価格帯が3万円だったりします。

ただし、これは国内メーカーの話。海外のメーカーになると、これに高い高い靴の関税や、国内にブランドコンセプトを体現した直営店を展開させるための諸経費等が靴の価格に上乗せされるので3万円だと少々厳しくなります。まぁ皮革の価格は高騰しているので国内メーカーもかなり影響は受けてはいますが。

もし今日本で生活しているのであれば、国内メーカーの製品を買わないと勿体無いと思います。私は別に国産至上主義でも何でもなく、もしイギリスで生活しているのであれば英国靴を薦めます。要は地産地消。それが一番楽しめて、良いモノを手に入れられるからです。

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国内メーカー3万円前後は各メーカーが力を入れていて面白い。

というのは、このくらいの価格になってくると、ある程度「意識して購入」する層になるからです。冒頭で挙げたように、人それぞれに感覚は違っても、3万円の革靴は一般的には高級靴です。

とはいえ、実際の靴の製造事情を考えると、実は3万円というのはなかなかに厳しい価格帯になります。どこかでコストを削り、その分何かに力を入れたり、とさじ加減ひとつで全く変わってしまうからです。そうした点でもメーカーの腕の見せ所です。

実際3万円台になってくると、利益率も低くて割に合わないモデルも多い。けれど、メーカーとしてはそれなりにしっかりしたものを作らないと顔にもなる価格帯でもあります。国内メーカーだとそれが3万円から4万円。それ以上、5万円を過ぎると状況は変わってきます。そうした点でも、一回作って終わり、というよりも、細くとも長く定番として作り続けよう、という意識に変わる価格帯でもあり、デザインもオーソドックスで長く愛せるものが増えてきます。

そこで今回はそんな国内メーカー3〜4万円前後で購入できるモデルを幾つか取り上げてみたいと思います。

これらの靴の幾つかは、最近作りましたGoogle+のコミュニティ靴好きもそうでない人も、革靴について話そう。でも皆さんそれぞれの想いが詰まっており、それらも参考にさせて頂きました。

尚、勿論この価格帯の全ての靴を取り上げることは出来ませんので、おおまかにメーカー毎に分けてご紹介したいと思います。

1104-201512_Japan Shoes Recommend 01

国内靴メーカーの雄、リーガル REGAL

まずはリーガル。このブログでも今まで何度も取り上げていますが、このブランドの力を考えると、この3万円前後というのは非常に面白いです。何故ならこれより上になると上位ブランド、シェットランドフォックスと被ってきてしまうからです。また、ブランドの顔でもある2235など、ユーザーの見る目も厳しくなってきます。

[0239-201406] 国産靴の雄、リーガルについて思う。 | Life Style Image

リーガルの場合にはREGAL SHOES専売品となる頭にWが付くタイプのモデル(W10BDJやW12BCFなど)と、通常販売モデルがあり、通常販売モデルはネットでは2〜3割引きが当たり前のようになっています。買う側としてはありがたくもありますが、値引き価格が前提というのは悲しくもあり、また日本の靴事情を表しているようでもあります。

上記のW10BDJやW12BCFに関しては若干価格が上がりますし、仕事での普段使いには少々手強い部分もありますので、興味のある方はそれぞれ別途お読み頂くとして、ここではこのモデルをあげたいと思います。

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01DRCD〜03DRCD

今、私がリーガルで少し奮発してビジネス用の革靴を揃えるのであれば(2504などを除くならば)、10万円用意して、この靴を黒で3足揃えます。雨さえ気にならなければそれで当分は充分です。それくらいの力作。

上記画像はブラウンですが、勿論ブラックもあります。同じページから購入できますが、送料込31,104円で買えるお店は限られています。大体35,000円程度。それでも充分に適正ですし、発売されてからそれなりに経つにも関わらず、今もこの価格を保って継続しているのは素晴らしいことだと思います。

この価格でこれだけのモデルを作れるところがリーガルの強いところ。この靴に関しては、このブログでも何度かご紹介しているShoe*さんのこちらの記事が詳しいです。2013年前半に買った靴の中のベストだそうです。上記コミュニティでも最近購入者や愛用者が続々と出ている評価の高いモデルです。

Shoe*: REGAL 01DRCD

MADE IN ASAKUSA。日本の靴メーカーの新しい形。RENDO。

今年の夏にご紹介したRENDO。靴好きの間ではそれ以前から地味に評価の高かった浅草の靴です。

[0858-201507] 国産期待の浅草靴RENDO、Amazonでも取り扱い開始でこの価格帯の革靴が面白くなるか。 | Life Style Image

コストを、革の名前など分かりやすい部分ではなく、木型や作りこみ、仕上げといった地味だけれど靴の本質的な部分にかけていることが窺える真面目な靴です。こちらもコミュニティで高評価。私も一足は履きこんでみたい、と思いながら未だ買えずにいる一足です。

こちらもリーガル同様、Shoe*さんの記事が詳しいです。

Shoe*: RENDO R7702 PUNCHED CAP TOE OXFORD

Shoe*: RENDO R7702 2nd Report

その中から挙げるとするなら、やはり次の2モデルです。

R7701〜R7702

もうこのブログの性格上、ストチ最優先なのは諦めて下さい。けれどこの価格で持つからこそ、まずはスタンダードを揃えて欲しいと思うのです。つい色気を出したくなりますが、そこをまずはグッと抑えてどちらか。2足とも揃えても8万円です。

Amazonでの購入の場合、2015年12月16日まではクーポンコード【FUYUTOKU20】を入力すると20%オフになるので、実売価格が3万5千円弱になります。RENDOを買うのであれば良いタイミングです。ただ、元々の価格(42,120円)でも私は適正だと思いますし、この価格でこれだけの履き心地の靴が手に入るのであれば贅沢なくらいです。

東立製靴 ショーンハイトは足に合えば長く履き込める一足だと思う。

リーガルの一部の靴も製造していることから実力が窺える東立製靴。

[0797-201505] made in Japanの誇り。東立製靴が立ち上げた、ドイツ語で「美しさ」を表すブランド、ショーンハイトを考える。 | Life Style Image

靴の評判は以前頂いたレビューコミュニティでの書き込みで好評なことは伝わってくるのですが、唯一残念なことは実際に試し履きの出来る機会が極端に少ないこと。これは一日、そして長く履く「靴」としては致命的です。それは上記浅草のRENDOも結局東京以外の方はAmazonで買わざるを得ない時点で同じかもしれませんが。

私もどこかで機会を作って、と思いながら、実際には未だ試せずにいるので偉そうなことは言えないのですが、靴としては非常にスタンダードで真面目な靴作りをされていると思います。

オーダーメード ラウンドトウ&ブリティッシュトラッド

この価格になると、オーダーメードになるので、仕上りまで40日程度かかります。それで税込32,400円から、というのはありがたいことです。アッパー素材からヒール、底材まで細かく決められるのもオーダーならでは。なかなか実物を手にとって、足を入れてみることが出来ないのが残念ですが、こうした今まであまり表に出てこなかったファクトリーが直営で靴を出してくるというのは嬉しいな、と思います。

今回はコミュニティで現在話題の国産靴を取り上げましたが。

1104-201512_Japan Shoes Recommend 02

そんな大切なことを最後に書くな、と言われそうですが、靴はあくまで「履く」ものです。木型との相性だけでなく、好みやその人の今までの歩きグセで履き心地も大きく変われば、実際に履いてからも日々足と身体が適応することで良くも悪くもなっていきます。

合わない靴を履いても、履き続けるとそれなりに履けてしまうのです。ただし、その時には歩き癖から足の形、負担まで大きく変わってしまうのですが。その結果、様々な悩みや不具合が起きてくる。たかが靴かもしれませんが、されど靴なんです。それくらい靴の影響というのは大きいと思います。

余程都心にでもいないかぎり、多くの靴は実際に手に取ることも出来ないにも関わらず、革靴は今では気軽にネットで買えるようになってしまいました。フィッティングの重要性を暑く日々語っているこのブログとしては複雑な心境でもあります。

今回挙げた3つの国内メーカーの靴も、(リーガルを除けば)なかなか実際に試し履きが出来る靴ではないのでオススメして良いのか悩ましいのですが、海外にばかり目を向けなくても、実はもっと身近にこの価格帯で素晴らしくも面白い靴が国内に眠っているんだよ、ということが伝えたくて改めてご紹介してみました。

そうした点では最初に挙げたリーガル 01DRCD〜03DRCDは素晴らしいですね。専売品でもないので、探そうと思えば意外と近くの靴屋さんで取り扱っている可能性もあります。もしあれば是非試して欲しい一足です。

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2014年4月から当ブログにて公開してきた200以上の「靴のお手入れ」と「靴の選び方」に関する文章をベースに加筆・修正を行い(実際にはほとんど書き直しました)、この度電子書籍として出版しました。 Kindle端末がなくても、お使いのiPhoneやiPad、Androidスマートフォンでも読むことが可能です。

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2016.03.03

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