[1316-201608] ガラス製筐体のスマホが増えてくると、保護フィルムよりも表面コーティング剤が便利になってくるかもしれないので、硬度について改めて考えてみた。

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最近のスマートフォンでは液晶面に2.5Dガラスを用いたモノも増えてきました。これらは非常に美しいのですが、悩みとして従来の保護フィルムが貼りにくいという点があります。

縁の部分に隙間が出来てしまうので、見映えも悪く、また全面を覆うと端がちょっとした衝撃でも欠けやすかったりします。結果として強化ガラス液晶保護フィルムも縁周りを覆わない一回り小さいタイプになってしまったり、とアクセサリーメーカーも苦心しています。

そんな中、私が最近注目しているのが液体タイプのガラスコーティング剤です。塗布するだけで擦り傷等を付きにくくしてくれる、という夢のような、若干眉唾モノの商品ですが、実際に使ってみて意外と(分かりにくいけれど)使えるのではないか、と考えています。

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最近では液晶面だけでなく、本体自体もガラス筐体のスマートフォンが出てくるようになりました。来年辺りのiPhone(噂)や先日海外では発売されたASUSのZenFone 3などです。

これらは大変綺麗ですが、どうしてもガラス面の保護が気になります。

実際に落下に対してはコーティング剤自体は無力ではあるのですが、私のような、なるべく何もカバーも着けず使いたいけれど、置いたとき、鞄に放り込んだときなど思わぬ時に付いてしまう擦り傷が気になる、という我が儘な人にとってはもしかしたらコーティングという方法は便利かもしれません。

先日提供頂いたSDSバイオニックコートを今回、改めて自分でも追加購入しました。

このコーティング剤について、硬度という点から改めて考えつつ、前回疑問に思った点を実際に担当の方にも質問してみましたので、まとめてご報告したいと思います。

*但し、SDSバイオニックコートの硬度についてはあくまで提供元からの情報に過ぎませんので、その辺り非常に根拠としては弱いのですが、参考までにお考え頂けると助かります。

コーティングも強化ガラス液晶保護フィルムも落下などには比較的無力です。

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強化ガラス液晶保護フィルムであればもしかしたらガラスが身代わりになって割れてくれるかもしれませんので、全く効果がないとは言えませんが、そもそもの想定が違うのだと思います。

これは

衝撃に強いのか、摩擦に強いのか、またフィルム自体に何を求めているのかで変わります。

「硬度」というと、日本では「モース硬度」「鉛筆硬度」「ビッカース硬度」が一般的です。このうち前二つが擦り傷などに対する強さ(硬さ)を表す際に使われるのですが、厳密にはなかなか難しいようです。

ガラスコーティング【モース硬度7】の不思議|コーティングのはなし

モース硬度は、代表的な鉱石を引っ掻いた時の傷つきにくさを表すための尺度ですから、モース硬度の数字と傷つきにくさは比例していないということです。

モース硬度は本来鉱石の種類を分類する尺度のため、段階と硬度に比例関係はなく、測定する方法も大変に曖昧な状況です。

このため、地質学や鉱物関係外の塗装やコーティングなどの表面硬度の尺度としては、JIS化されている下記の鉛筆硬度の方が適しています。

また、実際コーティングにおいてはこの2つの硬度の数値が混同されていることが多く、例えば鉛筆硬度の最大値「9H」とモース硬度の「9」が同じ、と誤解されていることも多いようです。(実際には鉛筆硬度9Hはモース硬度であれば4~5位だそうです)

モース硬度と鉛筆硬度そしてビッカース硬さ 塗るだけでディスプレイを保護できるというグラスアーマーの効果を再検証 – Dream Seed

ガラスコーティングの硬度について | 社団法人 日本コーティング協会

ここでは詳しくは触れませんが、上記文章は非常に興味深いです。鉛筆硬度とモース硬度の違いやガラスコーティングの限界などについて詳しく書かれています。

その上で、敢えて今回コーティング剤について語ることが果たして意味があることなのか非常に自信が無くなってきましたが、このまま強引に話を進めたいと思います。

そもそもGorilla Glassだし、傷付かないでしょ?

最近の多くのスマートフォンはGorilla Glassを採用している訳だし、そもそもフィルム自体不要じゃないの?傷なんて心配する必要ないでしょ。という意見もあると思います。ただ、現行のGorilla Glassは硬度(モース硬度)は5位と言われているそうです。

スマホの画面を守るガラスの「硬さ」について調べてみた。 | 本とメガネと愛Phoneと

これはカッターナイフの硬度とほぼ同じくらい。ですので、普通に使う分にはそれ程傷は付きません。ただ、以前も触れたことがあるように「Gorilla Glassは塵埃に弱い」という話は時々耳にします。

実際に塵埃はモース硬度でだいたい7位だそうです。砂埃というのは意外と小さく硬い鉱物を含んでいるので、知らない内に鞄やポケットの中で擦れると傷が付いてしまうこともあるそうです。

Gorilla Glassを出しているCorning社は現在、新製品Gorilla Glass 5を発表していますが、こちらも「耐落下性能を従来に比べて高めている」とのこと。擦り傷などに対する強さはそれ程変わらないのではないか、という気がしています。

SDSバイオニックコートのコーティング後はモース硬度7位を想定。

ひとまずここではSDSバイオニックコートの実際のコーティング後の効果について挙げてみます。

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SDSバイオニックコートをコーティングすることで、ガラス表面の非常に細かい凹凸がなくなり、硬度が上がる(摩擦が減ればそれだけ傷も付きにくくなります)ということは前回も取り上げましたが、実際にコーティングを施すことで先ほどのモース硬度では大体7位に上がるそうです。

7であれば、一般的な砂埃でも擦り傷等が付く可能性がだいぶ減ります。通常のGorilla Glassのままの状態に比べて傷を防ぎやすくなる、というのはこの辺りにありそうです。

目には見えなくとも、並べてみると実際に指の滑りや指紋の付き具合は違う。

実際、前回Chromebook R11とHuawei P9それぞれに実際にコーティングしてみました。Chromebookは元々それ程傷付くような状況がないため分かりませんが、HuaweiのP9に関してはスマートフォンということもあり、常時持ち歩き、ポケットや鞄に放り込み使っていますが、今のところ傷はありません。(まだ1ヶ月強ではありますが)

突然ですが、今回妻のスマートフォンも結局P9に変えました。セットアップその他で日々触ったりしている中で、(全てがコーティングのおかげかというとその辺りは難しいとは思いますが)気がついたことがあります。

コーティング済みの私のP9(Silver)と妻の新しいP9(Gray)では液晶面の指触り(滑り)が全く違うのです。更に指紋もコーティング済みのP9のほうが付きにくく、また付いてもすぐに落ちてくれます。

また、何となく妻の未コーティングのP9は触っていて神経を使うのです。滅多なことでは傷なんて付かないはずなのですが、何となく不安が常につきまといます。

これはやはりある程度効果があるのかもしれないな・・コーティングされている、と思ったほうが精神的にも大分良い(気を使わなくて良いので)と思ったので、今回改めて購入し、妻のP9にもコーティングを施しました。

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妻の方が鞄に無造作に他のモノと一緒に放り込むので実際にiPhoneの時にも液晶面は傷だらけでした。今回のコーティングが多少なりとも傷防止に役立ってくれれば良いかな、と思っています。

カバーをせずに持ち歩くのであれば、ガラス筐体のスマートフォンにはかなり有効ではないか。

まだ日本では正式には発売は決定していませんが(発表されていませんが)ASUSのZenFone 3では背面にはガラスを使用しています。

ASCII.jp:性能怪獣にも肉迫する5.2型「ZenFone 3」を先行レビュー:週間リスキー (1/2)|週間リスキー

また、まだまだ噂の域を出ませんが、2017年(来年)発売のiPhoneではガラス製筐体が採用される、という話もあります。

2017年発売のiPhone、やはりガラス製筐体と有機ELディスプレイを採用か | gori.me(ゴリミー)

コーティング自体は落下などには無力ですので、それにはその他の対策(ケース等)が必要になるとは思います。ただ、擦り傷の方が気になる私のようなタイプには、美しく、なるべくなら裸のまま持ち歩きたいガラス筐体のスマートフォンでは今まで以上に、その魅力を半減させてしまうカバーよりもこうしたコーティング剤のほうが手軽で安心感もあります。

ガラス筐体では指紋もかなり気になると思いますし。

実際のところ、スマートフォンの液晶面やガラス面にどういった硬さを求めるのかはまだまだ基準も曖昧ですし、想定も違うため、今回挙げたコーティング剤で全て賄えるわけではありません。

ただ、それらを分かった上で、提示されている硬度を盲信するのではなく、けれど一つの目安として活用してみるのは悪くないのではないかなぁ、と思います。

何故ならこのブログでも何度も触れているのですが、「気を使わなくて良い安心感」というのは「使い勝手」と「傷み方」に大きく影響するからです。(スマホに限らず。主に革靴のお手入れで書いていますが。)

実は、今回ガラス筐体のスマートフォンが間もなく一台手元にやってきます(明日の予定)。こちらにもSDSバイオニックコートを両面に試して、実際に裸のまま持ち歩いてみたいと思っています。

SDSバイオニックコートに関して気になった点を担当の方に訊いてみた。

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前回フジテレビラボの担当の方から商品の提供を受けてSDSバイオニックコートをレビューしました。

[1280-201606] 【PR】SDSバイオニックコート レビュー。凹凸を無くすことでChromebookやスマホのガラス自体を強化する、ナノ粒子の特殊コーティング液剤を試してみる。

2016.06.28

コーティング剤を垂らして広げて塗って拭き取るだけ、ということで本当にコーティングがされているのか、効果があるのかが分かりにくいのがこの商品の欠点だと思いましたので、正直に気になった点を挙げてみました。

動画のように熱く激しくは出来ませんでしたが、我が家でもその後Chromebook、スマホともにカッターナイフと家の鍵で最初は恐る恐る、その後少し余裕が出て少し強めに擦ってみましたが、特に傷は付きませんでした。ただ、こればかりは塗る前に試せないので「傷が絶対付かない!」なんて現時点では言えません。

効果がハッキリ分かるのはこれから。ということで、しばらくこのまま使ってみたいと思います。

あと、気になる点としては、このコーティング剤、塗ったあと、果たしてどれくらい効果が持続するのか、という部分ですね。表面に変化がない以上、まだ効果が続いているのかが分かりにくいのは不安かもしれません。

それらをまとめて担当の方に質問したところ、USの製造元の技術者に確認した上で回答して下さいました(実際には7月の初めに回答頂いていたのですが、私の方で掲載するのが遅れてしまいました。申し訳ありません。)

頂いた回答をそのまま載せたいと思います。

私は説明書のように塗布後5秒程待って拭いたのですが、これで浸透はされているのでしょうか。

→これは基本的に説明書が正しく、本当はすぐ拭き取ってもいい位だそうです

コーティング後、効果としてはどれくらい持続するのか。後日、再度塗り直しが必要なのか。(その見分けが付きにくい。)

→理論上可能な期間は2年ですが、指の滑り、指紋が拭きにくくなった等の場合には、再度の施工をお勧め致します。

重ね塗りは効果があるのか。

→剥げてきた場合には効果があるようですが、そうでないとあまり効果は無いようです。

一度開封してしまったら、使い切ったほうが良いのか。(かなり表面を弾きますし、無駄に大量に使ってしまっているのではないか、と心配でしたので。)

→水溶性ですので、油性のように固まったりしませんが、なるだけ空気に触れないように保管して早めに使う事をお勧めします。

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