[1366-201611] ChromeOSにCore mや8GB RAM、高解像度は必要か。HP Chromebook 13 G1を1ヶ月半使って感じたこと。

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先月末~今月初めにかけて自宅Windows PCが不調だったため、環境を再構築して再セットアップ等をしていたのですが、その過程で(かなりしっかりバックアップ体制は取っていたにも関わらず)ところどころ不安定になっては再セットアップを繰り返している内にデータが一部消えました。しばらくそちらに意識を取られていたのですが、結構なストレスでした。

#今月前半に問い合わせフォームから幾つかメッセージを頂いていたのですが、そんな再セットアップの過程でお返事をする前にメールが消えてしまいまして、現在お返事が出来ておりません。何か反応がない・・と思われた方、もし宜しければ改めてメッセージを頂けますと助かります。申し訳ありません。

そんな中、先週一時帰省していたのですが、持って帰ったのがHP Chromebook 13 G1です。

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このモデル、日本でも愛用されている方は数名(もちろん潜在的にはそれなりにいるとは思いますが)見かけているのですが、私も含めて特殊な層なのかな、と感じます。いや、必要なの?こんなスペック。と思われる方も多いのではないか、と思います。

Chromebookのイメージからすると「高い」と思われるこのモデルですが、実際その特徴でもあるCPUやRAM容量、高解像度は果たして実用的、必要なのでしょうか。

既に使い始めて1ヶ月半が経ちました。入手当初の印象は以前一度書いていますが、現時点でもそれ程変わってはいません。

[1347-201610] HP Chromebook 13 G1レビュー。ただ高いだけじゃない。Pixelってこんな感じだったのかも。この癖のあるモデル、人によっては見事にハマります。

2016.10.07

そこで今回はこの中から普及価格帯のChromebookとは異なる3点について、この1ヶ月半の中で感じた点を書いてみたいと思います。

HP Chromebook 13 G1 – W0T01UT#ABA – Core m5-6Y57 / 8GB RAM

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HP Chromebook 13 G1はスペック違いで幾つかのモデルがあり、またHPのサイトではカスタマイズも可能です。私は今回Amazon.comで入手しました。

スペックは下記の通りです。

モデル名 HP Chromebook 13 G1
型番 W0T01UT#ABA
CPU Intel Core m5-6Y57 (Skylake-Skylake-Y)
RAM 8GB LPDDR3-1866 SDRAM
ストレージ 32GB eMMC
画面サイズ 13.3″
最大解像度 3200 x 1800 (推奨 1600 x 900)
グラフィック Intel HD Graphics 515
ポート USB Type-C 3.1 (2) / USB 3.1 (1) / ヘッドフォン・マイク端子 (1)
本体サイズ 319 x 219 x 12.7 mm(MacBook Air 13とほぼ同じ)
重量 約1.29kg

高解像度3200×1800は使い物になるか。

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HP Chromebook 13 G1が他のChromebookと大きく異なる特徴として、本体モニターで最大3200×1800という高解像度の表示が可能である、という点が挙げられます。

高解像度は確かに魅力的です。ChromebookはChromeブラウザ上で作業をするため、それ程高解像度は必要ないかと思われたのですが、YouTubeやGoogle Keep、Pocketなど様々なChromeアプリを「ウィンドウとして開く」ことも出来るので、多くのウィンドウを開いての作業が可能です。

最近話題になったSamsungのChromebook Proも12.3″で最大2400×1600の表示が可能という点が魅力、と感じている方も多いと思います(ペン対応や1.08kgという手軽さも魅力ですが)

[1357-201610] 突然の'Kevin' = Samsung Chromebook Proリーク。そこでGoogle Playストア対応 コンバーチブルタイプ4モデルをまとめてみました。

2016.10.15

ただ、ここで注意して欲しいのは、12.3″や13.3″という大きさで果たしてFull HD(1920×1080)を超える高解像度が実用的になるのかという点です。

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この点に関しては常用を考えるのであれば難しいので要検討と書こうと思ってこの項目を設けたのですが、上記のスクリーンショット(クリックで3200×1800で表示が可能)を撮るために久しぶりに解像度を変更したところ、

「あれっ?もう少し見辛かった気がするんだけど・・」

思ったよりも使えそうな気がしてしまったのは、まだまだ私が30代だからか、高解像度の小さい文字に慣れてしまったからかもしれません。あと考えられるのは、先ほどOSがアップデート(54.0.2840.101)されたのですが、アップデートを重ねる度に、Chromeでのフォントサイズ等が少し修正が入っているからなのか、なんとも言えない状態です。

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最初に伝えようと思ったことは、

「Chrome上のフォントは拡大率を125%や150%にしたり、設定の「ウェブコンテンツのフォントサイズを「大」や「極大」にすることで大きくすることは可能」

ではあるのですが、先ほどのスクリーンショットの細かい部分を見ていただくと気づかれると思うのですが、

シェルフやブックマークバーの文字やアイコンの大きさ、太さは変わらない

のです。そう考えると、単に「高解像度であればあるほど便利」とは一概に言えないのではないか、とも思います。普段からこの最大解像度3200×1800でChromeを使う必要があるのか、という点は、実際にご自身の13.3インチでの用途を考えて考えてみる必要があるかな、と思います。

私は普段は一段階下げて、「2400×1350」もしくは「2000×1125」で使っています。

ChromebookにCore iやCore mは必要か。

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私のモデルはIntel Skylake世代のCore m5を積んでいます。Chromebookには現在幾つかのモデルでこのCore mやCore iを積んだモノが存在します。これらは現行のWindowsやMacbookなどのラップトップPCにも搭載されているものです。

[1346-201610] 2016年後半のChromebookをCPUとその世代を中心にまとめてみました。

2016.10.06

Chromebookの大きな魅力が手頃に買える価格であることは確かです。この方向性はこれからも変わっていってほしくないな、と思います。そして、Chromebookに5万も7万も(もしくはそれ以上)出して、これらのCPUが必要か、と思われる方も多いでしょう。

私なりの感想としては、

必要かと言われれば必要ではないけれど、高性能CPUの恩恵はChromeOSでも活きてくる。一度使ってしまうと、ますますChromeOSの魅力が分かる。

ということです。無駄にハイスペックかと思いきや、これが意外や意外、かなり快適です。

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以前ChromeOSの魅力について2回に分けて書きました。

[1351-201610] ChromeOSとはGoogleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまで仮の入れ物の内の一つです。

2016.10.08

[1352-201610] ChromeOSは他OSを排除するものではなく、新たなスタイルを加えてくれるものの一つ。対応端末はそれを自然にしてくれるツールに過ぎません。

2016.10.09

「仮の入れ物の内の一つ」であるという点は今も変わりないのですが、この仮の入れ物が快適になると、思った以上にChromeOSは化けるな、と感じています。何となくChromeOSの思想と矛盾しているような気もするのですが、思想と設計がシンプルな分、性能が上がると魅力が俄然輝きを増してくる、といったところでしょうか。

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使ったことがある方も多いのではないか、と思われるChromeアプリ「Cog – System Info Viewer」。表示される情報は現在のChromebookの状態を把握するのに便利です。これは高解像度であれば常時画面の端にでも表示させておくと結構役立ちます。

上記が先ほどのスクリーンショットを撮ったあとの状況なのですが、CPU使用率(CPU Usage)が100%近くになることがほとんどないのです。このCPU Usageは常時激しく動きますが、YouTubeの動画変換や画像加工、複数アプリや複数タブを開いた状態でもまだまだ余裕があります。

勿論WindowsやMacで作業したほうが便利なことは幾らでもあります。本格的な作業はChromebookでは必要がないかもしれません。ただ、今まで充分過ぎるほど軽いと思っていたChromebookでの通常の作業でさえ、CPUに余裕が出来ると更にストレスが減るのは思った以上にありがたいです。

Chromebookに4GBを超えるRAMは必要か。

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また、メモリ使用量(Memory Usage)もそれだけ表示させて作業していても半分程度です。これはメモリ使用量がフルになることがないのではないか、とも思ったのですが、先日帰省時に大量に動画変換を行ったところ、100%まではいかないものの、90%近くまで使われていたので思わずもう一つ上のスペックにしておけば良かったか、と思ってしまったくらいです。

Chromeはメモリ喰いだと以前から言われています。最近のバージョンでだいぶメモリ使用量が改善されたようですが、それでも実際意外とメモリを使っているものです。

Windowsなどと違ってシステム自体が使うメモリがそれ程ないため、2GBや4GBでも普段Windowsを常用している方にとっては予想外に軽く動くのがChromebookの魅力です。私も現行4GBあれば充分過ぎるでしょう、と思っていたのですが、これが8GBあるとメモリに関して全く意識する必要が無くなります。大量にタブを開こうが、ちょっとChromeアプリや拡張機能をいつもより多めに開いても動作上はさほど影響を受けません。

4GBでも余程開かない限り影響は受けないのですが、前述のCPU同様、持っている力を精一杯出して使っている印象があります。実際同じ作業をASUS C202SAで行い、「Cog – System Info Viewer」で見てみると結構目一杯使っていることが分かります。

[1362-201610] ASUS C202SAレビュー。現時点でChromebookに必要なスペックを過不足なく綺麗にまとめた、スタンダードな良モデル。

2016.10.27

C202SAと13 G1ではサイズも解像度も違いますので作業内容自体が違ってはきますが、高解像度に合わせて出来る(行うであろう)作業の幅が広がるので、CPUとRAMもそれに合わせて余裕を持たせている、と考えても良いのかな、と思います。

無駄に思えるスペックは実際に使ってみるとChromebookの良さを際立たせてくれる。

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私も入手までは正直「無駄」「高すぎる」「この価格出すならChromebookでなくても良いのではないか」と思っていた部分もあります。以前からGoogleの出すChromebook Pixelが欲しいとは思っていましたが、あれはGoogle自らが出すという点でも実用性云々とは別の部分に魅力があると思っていました。

けれど、海外のChromebookユーザーの反応を見てみると、思った以上にこの高価格帯、高スペックのChromebookというものに需要があるようで、Dell Chromebook 13などは未だにBest Chromebookとして賞賛されていますし、こうしたモデルを求めている方も多いのです。

[1353-201610] 2016年のBest Chromebookといえば必ず一度は挙がる、Dell Chromebook 13とToshiba Chromebook 2 2015を振り返る。

2016.10.09

当初は怖いもの見たさ、Chromebook好きとしては一度は、といった少し特殊な感情で試してみたHP Chromebook 13 G1でしたが、実際に使ってみると、何故Pixelやこれら高価格帯のChromebookを求める人がいるのか、少し分かった気がします。

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冷静に考えてみればこの価格であればWindowsやMacでも選択肢がかなり広がってきます。余程ChromeOSに馴染んでいるかモノ好き出なければ手を出すことはないと思います。実際今でも同価格帯で同じCPUやRAM容量のWindowsやMacのラップトップPCを見てしまうと切なくなるときはあります。

散々WindowsやMacとChromeOSは思想も方向性も異なるので同列で考えてはダメ、とこのブログでも書き続けていながら、それでも実際価格を見てしまうと悩んでしまうのが正直なところです。

ただ、個人的にこの価格帯のChromebookは充分にアリ。それどころか、目的や方向性がハッキリしているからこそ、そこに特化させて作られている分、非常に快適な世界が広がっています。(今月初めから自宅のWindows PCの環境を再構築しているのですが、データのバックアップから移行、更に再セットアップ後の不具合が出たり、と正直かなり面倒です。)

余計な機能が入っていない分、スペックの向上がダイレクトに反映されるのかな、と思います。全く重さを感じません。

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個人的に人に薦められるモデルではありませんし、薦めません。ただ、ChromeOSなんて所詮廉価版、機能削減版の手軽に買えることだけが魅力のネットブックみたいなもの、と思われているのであれば、ちょっと勿体ないくらいの魅力的な世界と、可能性が広がっているんだよ、ということだけでも伝わればいいな、と思っています。

ChromebookがあればWindowsやMacなんて要らない、なんて私は思いません。それぞれに全くの別物で、他を排除したり、どれかがあれば他は要らない、というモノではないと思います。欲しいもの、必要なものをその都度考えながら選べば良いと思います。

これからもChromebookは低価格から高価格まで、また様々なバリエーションを持った魅力的なモデルが出てくることでしょう。そうした中で、「高価格帯もアリだよね。いや、これかなり贅沢。」と共感してくれる方が増えたら嬉しいな、と思います。

日本への直接発送が可能なSellerは非常に限られていますので、送料その他を考えると転送サービスなどを併用した方が安く上がるかもしれません。ただ、それだけの手間を掛けるだけの価値は充分にあるかなぁ、と思っています。

[1367-201611] HP Chromebook 13 G1は続々と魅力的なモデルが出ている中では敢えて選ぶ必要はありません。でも好きなんです。

2016.11.18

いよいよAndroidアプリ(Google Playストア)に対応か。

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2016年後半のChromebookの大きな話題の一つでもある「Google Playストア対応」。まだDeveloper Channelの段階ではありますが、少しずつ対応モデルが出始めています。そうした中、何故か最近OSアップデートから除外されてきていたHP Chromebook 13 G1も対応された、という話題が11月17日辺りから出始めました。

Two More Chromebooks Get Android Apps: Play Store Hits The HP 13 G1, And Samsung Chromebook 3

We have also seen Reddit users reporting that the Play Store has shown up on the HP Chromebook 13 G1. We are still working on confirming which processor this HP is equipped with. But, we know it has to be a Pentium or the newer Skylake Core M.

Developer Channelの先はまだBeta Channelを経てのStableとなるので、安定して使うためにはまだもう少し待つ必要はありますが、とりあえず対応の気配が見えたことが大変嬉しいです。このモデルでどれだけ使い物になるか、また幅が広がるか、楽しみに待ちたいと思います。

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2016.03.03

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