[1421-201703] ASUS S1 モバイルプロジェクター レビュー 本格的なプレゼンでもない限り、持ち運びのしやすさと使い勝手の良さが大きな魅力。【PR】

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このサイトでは度々触れていますが、妻が看護師でして、海外の医療支援系のNPC法人に所属しています。そのため、その団体や関連団体からの要請でイラクやベラルーシ、ウクライナ(チェルノブイリ原発のある)などに年に数回派遣されることがあります。

[0926-201507] 今週の「女性自身」の“シリーズ人間” No.2235で妻の活動を紹介して頂きました。

2015.07.21

また、それ以外にも普段から日本でもそうした活動内容や現地の状況を伝えるイベントや報告会のようなものを自主的に開催することがあるのですが、そんな時にあると便利(というよりも無いと結構不便)なものの一つがプロジェクターです。

今までは開催のたびにお世話になっているそれらの団体からプロジェクターのみを事前にお借りして当日使っていたのですが、いい加減イベント等も増えてきたし、毎回ご迷惑をかけてしまうので、そろそろ自分たちでもほしいね、とここ数年話していたのですが、なかなか購入まで至りませんでした。

その大きな理由は(下調べ不足が原因ですが)「大きいし高いのではないか」ということ。手軽に使うには少々かさばりそうで、それ以外の用途が浮かばなかったのです。結果後回し後回しになってしまっていました。

そうした中、今回の妻主催のイベントに合わせて、先日のWindowsラップトップPC「ZenBook 3 UX390UA」に続いて、ASUS JAPAN社のZenFan向けのプログラムの一つとしてモバイルプロジェクターをお借りすることが出来ましたので、その使用感も合わせてご報告したいと思います。

ASUS S1 モバイルプロジェクター, 最大200ルーメン, 6000mAhバッテリー内蔵, バッテリー駆動時間最大3時間, モバイルバッテリー機能, HDMI/MHL

今回お借りした製品はこちら。前回のZenBook 3同様、10日間お借りしています。

発売されたばかりの「ASUS ZenBeam E1」も貸せますよ〜と言われたのですが、私は特に調べもせず、妻と2つの製品ページを並べてみて、単純に明るさの違い(ZenBeam E1は最高150ルーメン、S1は最高200ルーメン)という理由だけでS1を選びました。なので、この製品、別に新作モデルというわけではありません。とはいえ、結論から書けば、私はこのS1が非常に気に入りましたし、妻と「買っても良いかもね」と今購入に向けて動いています。それくらい使い勝手は良かったです。

製品名 ASUS S1 ASUS ZenBeam E1
投影方式 DLP DLP
光源 LED(寿命 約30,000時間) LED(寿命 約30,000時間)
輝度 最大200ルーメン 最大150ルーメン
最大解像度 854 x 480(WVGA) 854 x 480(WVGA)
コントラスト比 1000:1 3500:1
アスペクト比 16:9 / 4:3
スローレシオ 1:1 1:4
画面サイズ 30〜100型 16〜120型
投影距離 0.73m〜2.43m 0.35〜3.7m
最大表示色 約1677万色 約1670万色
スピーカー 内蔵(2W x1) 内蔵(2W x1)
入力端子 HDMI(MHL対応) x1 HDMI(MHL対応) x1
USB端子 給電のみに対応する5V/1A x1 給電のみに対応する5V/1A x1
動作音 32dB 30dB
バッテリー駆動時間 3h(50ルーメン) / 1.5h(70ルーメン) 5h(50ルーメン)
本体サイズ 110.5mm x 102mm x 30.7mm 83mm x 110mm x 29mm
質量 約342g 約307g
価格(ASUS Shop) 42,980円 36,504円

スペックだけ見ると、新しく発売された「ASUS ZenBeam E1」のほうが良さそうな気もします。違いとしては最大輝度(200と150)、バッテリー駆動時の最大輝度(70と50)、コントラスト比(1000:1と3500:1)、スローレシオ(1:1と1:4)といったところ。もちろんサイズも重さも違います。「ASUS ZenBeam E1」のほうが若干コンパクトで軽いかな、というくらい。S1にはスペック表には「映像モード:4モード(バッテリー駆動時間優先モード/映画モード/プレゼンテーションモード/スタンダードモード)」がついているのですが、私は結局使いませんでした(スタンダードモード)。

手のひらサイズ。約342gという軽さで輝度200ルーメン。

普段、一般的なプロジェクターの大きさと重さに慣れていた私にとっては、この手のひらサイズで約342gという軽さは非常に新鮮でした。

付属品は比較的充実。ACアダプター、キャリングバックと本体カバー、更にHDMIケーブルだけでなく、HDMI-MicroUSBケーブルも付属しているので、MicroUSB端子付きのスマホと繋いで投影させることも出来ます。USB Type-A-MicroUSBケーブルはスマホなどへの充電用。

背面は左からオーディオ出力、HDMI、USB、電源端子、電源ボタン。

最大輝度である200ルーメンは電源アダプター接続時のみで、バッテリー駆動時はモード選択(バッテリー駆動時間有線モードで50ルーメン、プレゼンテーションモードで70ルーメン)で変わります。出来ればアダプター駆動で使いたいところです。

音声自体は本体のスピーカーでも映画など音を重視させる映像でも映さない限り、十分に実用的な音量と音質はあるかな、と思いました。じっくり音楽鑑賞をするには向きませんが、音が割れる、といったこともなく、実際当日はこの内蔵スピーカーのみで全く問題ありませんでした。

入力はHDMI端子のみですが、変換アダプター等を使っても大丈夫です。また、HDMI-MicroUSBケーブルも付属していますので、スマホなどと繋いで投影させることも可能です。

向かって右側面。左側のダイヤル部分を回すことでフォーカスの調整が可能です。

向かって左側面。

側面はどちらも至ってシンプル。排気口もありますが、動作音としては32dB。静かなところでは多少気になるかもしれませんが、今回のプレゼンテーションでは全く気にならず。

そして今回、終わってから気づいて見事に不覚だったのですが、底面に三脚穴付いてたんです。

底面には三脚穴もあるので、高さが必要なときにはなるべく三脚を使うことをオススメします。

我が家にはもちろん三脚はあったのですが、このあたり事前にきちんと確認せずに当日「テーブルの上に置けるし大丈夫でしょ」と油断してしまいまして。当日会場についたらスクリーンが高かったんです。結果、プロジェクターの高さが足りず、斜めに映すことになってしまいました。

椅子使っても足りず、またZenBeam E1と違って「自動台形補正機能」を謳っていないので、見事に若干台形になってしまいました。個人的には複数の映像モード等は要らないので、この「自動台形補正機能」だけは欲しかったかなぁ、と思います。

本体ケース(左)とキャリングケース(右)。本体ケースに入れた状態でもキャリングケースに入れられます。

思った以上に付属品が充実しているな、と感じたのがこの、本体ケースとキャリングケースがそれぞれ付属していること。実際には本体ケースに本体を入れたままではUSB端子しか外部に露出されないので、6000mAhのモバイルバッテリーとしてしか使えませんが、このケースに入れた状態でキャリングケースにも入れられますし、このケースのみでカバンに放り込むことも出来るので、使い勝手は良好です。

当日は本体と使うことが想定されるケーブル類のみをまとめて収納して持っていきました。

出先で簡単なプレゼンを行う程度であれば毎回電源アダプターを持ち歩く必要はないと思いますので、いっそ本体のみを本体ケースに入れて持ち歩き、使わない日は6,000mAhのモバイルバッテリーとして(出力は若干弱いですが)使う、というのもありかなぁ、と思います。あとは必要に応じてHDMI端子と繋ぐ自分の端末(機種)用のケーブル、変換アダプターのみを別途持っていれば、それだけで普段は十分に使えると思います。

さて、当日イベントで果たして使えたのか。

当日の話については既におふぃすかぶ.jpで少々触れましたが、

結果としては十分に満足のいく使い勝手だったと思っています。我が家にあるラップトップPCは現在Chromebookのみのため、その中の数少ないHDMI端子を持つモデルであるASUS Chromebook C202SAを選びました。

ChromebookでPowerPointファイルを使ったプレゼンテーションには基本的には2つのパターンがあります。PowerPointファイルを一旦本体ストレージに保存した状態でGoogleスライドを使う方法。この場合には通信環境に依存しないので、スライド自体はスムーズに切り替わります。ただ、MicrosoftのPowerPointオンラインと比べると若干ファイルの再現性に劣るのは悩ましいところ。

もう一点がそのMicrosoftのPowerPointオンラインを使う方法です。この場合、Oneドライブ内のファイルを読み込むので、一旦ネットに繋いだ状態で出来ればファイルをすべて最後まで読み込んでおいたほうが良いと思います。途中で読み込みに時間がかかると若干スライドがもたつく恐れがあるのです。

当日はHDMIをプロジェクターに繋ぎ、その下のUSB端子にモバイルルーターを繋いでEthernet接続で繋ぎっぱなしにした状態でプレゼンをしてもらいました。

写真では部屋自体が明るいのでスクリーンが見えにくくなっていますが、実際は暗くすれば十分に細かい字も読めるくらいのハッキリした状態で映し出してくれました。これ、小さなイベント程度であれば十分ではないですか。

付属モードや機能に関しては最低限ながら、普段使いであれば十分な使い勝手です。

今回は徹底的に使い込めたわけではないのですが、それでも一つイベントの場で使うことが出来たことで、余程大きな、本格的なプレゼンテーションや映画上映などでもない限り十分に実用的だな、ということがわかりました。

機能はコントラストやスピーカーのボリューム、映像モードの切り替えなど必要最低限です。ただ、それが却って楽で良いな、と思いました。

今まで通常のプロジェクターをその都度どこかから借りてくる必要があったのですが、接続のたびに講演者の用意するPCとの間で相性が悪くてなかなか映らなかったり、ケーブルの調子が悪かったり、思ったような映像にならなかったり。

そんなとき、確かに豊富な調整機能は便利なようにも思えるのですが、却ってありすぎてわからなくなってしまうんですね。下手にいじって結局直らず悪化したり、不安定だったり、と意外と苦戦することが多かったのです。

であれば、最低限に機能を絞りながらもセットアップも簡単、起動も数秒ですぐ使えるこのコンパクトなモバイルプロジェクターは、かさばらず、手頃で、常日頃から持ち歩く気にもなれます。使用頻度の多い人なら常に鞄に入れっぱなしにしておいて(300g程度ですし)使わない日はモバイルバッテリーとして使っても良いと思います。

現在既に新作として「ASUS ZenBeam E1」も出ています。ただ、単純なバージョンアップ、というわけではなく、恐らく同じようなモバイルプロジェクターではありながらも、また使い勝手は別物だと思うのです。果たしてどちらが自分に合うのかは分かりません。

こういうプロジェクターって実際にしばらく使ってみて合うか合わないか分かる部分もあるので、なかなか購入に踏み切れないのも悩みではあるのですが、ひとまず今回お借りしたS1はしっかり役目を果たしてくれましたし、もっと使い込んでみたい、という気にさせてくれました。(ZenBeam E1とも比べてみたいところですが)

今後も私達夫婦はプロジェクターを使う機会が増えそうなので、購入を検討していますし、またそうしたイベント等を考えてない方でも自宅での簡易ミニシアターとして、このサイズの手頃な(価格もサイズも重さも)モバイルプロジェクターというのは意外と需要があるのではないかなぁ、と思います。意外と便利。

今までなかなか購入に踏み切れないまま数年経ってしまったプロジェクターへの切り口を与えてくれた、という点でも、今回のS-1は個人的には非常に好印象な製品でした。

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