[0631-201502] この春、中学や高校に入学する娘さんがいるお母さんに贈る、大切なローファーの選び方。

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この春中学や高校に入学される娘さんをお持ちのお母さん、おめでとうございます。
色々と大変なこともあるとは思いますが、とても嬉しいことですね。

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私たち夫婦にはまだ子どもがいませんので、そんなあなたの苦労やこれから先のことに関して何もお伝えすることは出来ませんが、以前靴屋だった視点から、お役に立てればと思い、今回この記事を贈らせて頂きます。

中学や高校で新しく必要になってくるもの。そして意外と適当に選んでしまうけれど、実は成長期のお子さんにとってこれから先に大きく影響してしまうこと。勉強より何より、とても大切なことです。

それは、ローファーの選び方です。

ローファー、学生時代に履きましたか?

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恐らく懐かしいとともに、あまり良い思い出がなかったのではないでしょうか。
痛かった思い出が多いのではないかと思います。

その後もお洒落で履いたことがあるかもしれません。
今回娘さんの入学に際して必要になった時、その頃の思い出が蘇りませんでしたか?

さて。そんなローファー、どうやって選びますか?

適当に近所の靴屋さんに行って娘に履かせますか?
それとも娘の普段の足のサイズを聞いておいて、適当に買っておきますか?
学校でまとめて指定されるかもしれませんね。サイズだけ指定して。

いずれにせよ、大切なことなので、何度でも言います。

適当にサイズを選ぶと、娘さんの一生に影響します

成長期で足も大きくなるから、大きめを選ぼうと思って‥。

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やめて下さい。何かと入用なことはわかります。
けれど、他をたとえ削っても、靴だけはちゃんと今のサイズを選んで下さい。

そして、足が大きくなったら、その都度買い換えてあげてください。

買い換えると言っても、ローファーなんて合皮で5千円、本革で1万円くらいです。

そしてそんな成長期なんて気にする間もなく、娘さんすぐ履きつぶしますから。
ご自身の学生時代を思い出してみてください。

ローファーは紐靴以上にフィッティングが難しい。

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ただ履けばいいから楽だと思っていませんか?
けれど、ローファーって痛かった思い出もあるはずです。

なぜなら、足をしっかり支える部分が少ないんです。
また紐靴のように紐でその時の足の状況に合わせて微調整が出来ません。

どんどん伸びて広がっていきます。そして、足をきちんと支えられなくなる。

どうなるか。

足がどんどんつま先のほうに突っ込んでいってしまうんです。踵がどんどん浮いてくる。スリッパやサンダルと同じになります。

足もローファーもなんとかそれでも歩けるように適応しようとします。

その結果、指がどんどん当たり始め、足に無理な力が入り、庇うように歩き方が変わっていきます。

足への負担が大きくなります。

足をいい加減に扱うと、体調全てに影響します。

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成長期に足に過度な負担をかけると、大人になってから色々な障害が出てきます。

腰痛、慢性的な疲れ、足のむくみ、外反母趾、内反小趾、頭痛、肩こり、などなど。

なぜなら全て繋がっているからです。そしてそれは歩き方に原因があることも多い。

それくらい大切なことなのですが、靴に関しては本当に適当に選んでいる方が多いです。

ローファーの選び方。

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とにかくローファーはフィッティングが難しいと思ったうえで選んで下さい。

更に、娘さんに適当にお店で履かせて、立たせただけで履き心地聞いて「痛くない」「キツくない」からそれで決定、とかやめて下さいね。

「キツくない」はこと革靴に関しては、余程履きなれていない限り、特に革靴が初めての娘さんの場合にはかえって間違えやすい判断になります。

逆に全くキツくない靴の場合、大きい可能性も多々あります。

あと、今の時点で幅広だなんだといった先入観は捨てて下さい。
今のうちから変な先入観を持っていると、この先大変です。

[0190-201405] もしあなたが外反母趾なら、自己判断で靴を選ばずに、一度しっかり靴屋で相談して欲しいなぁ。大抵大きいサイズ履いて悪化させてるから。

2014.05.12
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実際にお店にいた頃はこのパターンが大半でした。そこで早歩きで店内を歩いてもらうのです。

数歩で踵が浮きます

お店ではとにかく歩かせてください。それも慎重に一歩一歩歩き心地を試させるようなことはさせないで下さいね。

まだ革靴履きなれていない状態で履き心地を聞いても分かるわけありません。
むしろ履き始めから分かるような靴は合っていないことが多い。

そして、お店で履いた時点で既に踵が少しでも浮くような靴は必ず靴ずれを起こしますし、実際に登校時に履かせたら初日は更に踵が浮いて歩けなくなります。

お店のほうが浮かないんですよ。慎重に歩くので。
足は無意識に靴が脱げないように庇って歩きますから。

そして、靴ずれに関しては、基本的には靴が小さくて起こる(と思われがちですが)よりも、靴ずれを心配して大きめを履いて起こる場合のほうが圧倒的に多いです。

その辺も気をつけて下さいね。以前パンプスの選び方について書いたことがありますので、その辺りも参照して頂けると嬉しいです。

[0524-201501] 外反母趾、足が痛い、むくむ。女性のあなたに伝えたい。お店で気付いた、パンプス選びで陥りがちな靴選びの誤解。

2015.01.11

本革か合皮か。

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値段で決めないで下さい。大切な娘さんの足のことです。

では高い本革が全て良いのか。これに関しては、娘さんが履いた時の感覚と、店員さんのフィッティングの上での判断など、トータルで決めましょう。

本革の良さ。それは馴染みの良さです。
成長に合わせて、歩き方に合わせて、最初は硬かったものが馴染んで柔らかくなってきます。

反面合皮はなかなか馴染みません。
足が大きくなってきた時に馴染が少ないとも言えます。

この長所をそのまま裏返してみましょう。短所にもなります。

本革の短所。馴染みが良い分、革の広がり、伸びも早くなります。
若干きついくらいで選ばないと、すぐに緩くなります。

特に一足で毎日履かせようとするのであれば、革の回復する時間がありません。
あっという間に痛みます。

合皮の長所。馴染まないということは、本革に比べて型崩れもしにくいです。
また娘さんの年齢だと、雨の日も履き続けなければならないでしょう。

一足で済ますには、靴の負担という点では本革のほうが大きいと思います。

雨に強いから合皮にする?

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これ、よく考えてくださいね。合皮は雨に強い、と思っている方が多いですが、お手入れしなければ合皮だって弱いです。

特にウレタンの靴底を使っている靴の場合は水は要注意です。濡れたまま、汚れたまま放置はそのうちあっという間に裂けてきます。

結局お手入れしないと思うんです。ではどうするか。結局半年で履きつぶしてしまうんですね。

濡れても大丈夫だと思うと、人間何もしなくなってしまうんです。
雨に弱いと思っているほうが靴に対して優しくなれる。

結果長持ちすることもあります。

また、革が雨に弱い、というのは半分は誤解です。これについてはこのブログでも散々書いていますので、ここでは長くなるので省きます。

なるべくなら底を縫ってある靴にしましょう。

この価格帯だと、靴底をただ圧着といって接着剤で留めてあるものと、一応は縫ってあるものと両方あります。

なるべく縫ってあるものを選びましょう。縫ってあるもののほうが若干高くはなりますが、元々修理も出来るように作られているものが多いです。

修理が出来るといってもきっと底の張替えまではしないでしょうが、突然つま先が剥がれる、といったことが少なくなります。

また剥がれても修理が効きます。

どれだけ選んでも、ジャストフィットは難しい。

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色々書きましたが、心に留めておいてほしいこと。

それでもローファーは合わせるのが難しいです。

私のような以前は仕事にしながら、また靴を趣味としてきた人間でも、ローファーはフィッティングに未だに失敗します

それくらい、靴というのは難しいんです。足の大きさも時間とともに、日によって、天気によって、足の疲れ具合など体調によって変化します。

それらを都度調整するのは、時として靴紐であったり、革の馴染みであったりでしかありません。

それくらい、足を酷使してしまう靴がローファーです。
脱ぎ履きの面倒さなんて、それに比べれば大した問題じゃないんです。本来は。

だからこそ、いい加減に選ばないで欲しい。大切な娘さんの足です。

最初にも書きましたが、成長期に足に大きな負担をかけて放置する。娘さんの将来を考えると、たった数千円ケチっただけで、足だけでなく身体全体に影響が出てしまいます。

その面倒さ、難しさを敢えてチャンスと思って下さい。

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革靴ってダメなことばかりではありません。今日、たまたまこのブログをお読みいただいたのであれば、これをチャンスと思って下さい。

世の中にはいくつになってもまともに靴一足履けない大人が沢山います。
人生かなり損している人たちです。

それだけでなく、外反母趾だ魚の目だ足のむくみだ冷え性だと様々な障害を抱えています。これらは今まで適当に靴を選んでいい加減に履いてきたからとも言えます。

自分の大切な足のことに意識を向けなかったのが原因です。

スニーカーや運動靴って誤魔化しが効くので、サイズ選びも適当、履き方も歩き方も適当でもとりあえず何とかなってしまいます。

若い内に娘さんは自分の足のことを意識するようになる。
それは革靴は適当に履くと本当に地獄だからです。

今まで自分の髪型含め、せいぜい顔の周りくらいしか意識が向かなかった子どもが、自分の頭から最も離れた場所にある足という場所にまで意識が向くようになる。

これは本当に素晴らしいことなんです。それは靴屋で沢山の人を見てきて感じたことです。だから、この面倒さをチャンスと思って、娘さんの大切な靴選びに時間をとってあげて下さい。

もし何か気になることがありましたら、いつでもコメントやメッセージを入れてくださいね。大切な入学の季節に、長々と書いてしまいましたがこれが贈り物となることを願っています。

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