[0828-201506] 「暇だし靴墨でも買うか」と思ってスマホで調べたら、たまたまこのブログにたどり着いたあなたに捧げる、正しい靴墨の選び方。

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はじめまして。このブログを見つけて下さり、ありがとうございます。いま、あなたは靴墨でも買うかな、と思われて偶然このブログを見つけられたかと思います。当ブログは靴のお手入れについて散々書いてきましたので、幸か不幸か検索で上位に出てきちゃったんですね。もし良かったらこれからも時々遊びに来てください。

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さて、恐らく出先からスマホで調べているところだと思いますので、ご自身に当てはまりそうなところだけサラッとつまみ読みしてください。

とりあえずスポンジは買っちゃダメです。

手汚れるの嫌だから、とか楽だから、とか安いから、とか安易な理由でスポンジが先に付いた、なんか黒い液体の入った靴墨を買おうと思ったあなた。

とりあえず単なるスポンジだけのものは、論外です。説明するのも面倒ですが、買うだけお金の無駄ですから何も聞かずにやめてください。ここでは液体タイプで先にスポンジが付いたものを挙げます。

表面で固まりやすいので、よほどマメでないと使いこなせません。

何で?ササッと塗れて楽じゃん?って思いませんでした?確かにササッと塗れますしね。塗った時は光ります。

液体のタイプは伸びも良いのですが、厚塗りされやすく、また固まりやすいので、光ればいいくらいのつもりで塗ってると、表面が固まってヒビが入りやすいんです。

あと、カチカチに固まって、靴表面がパキパキになってしまうこともあります。

このタイプはこまめにクリーナー使う必要があります。結構面倒なんですよ。クリーナーも買う気ありますか?

靴墨という呼び名の、まさに「墨」みたいなもんだと思っていただけるとわかりやすいかと思います。

あ、缶を手に取りました?それもひとまずやめときましょう。

靴墨っていえば、これだろ!と缶のタイプを手に取ったあなた。まだ早いのでやめましょう。それをうまく使いこなすにはそれなりに靴磨きに慣れてないと無理です。

用途が少々違うので、またの機会にしましょう。

それ、確かに光るんですが、使い方間違えるとパキパキにひび割れします。さっきからひび割ればかり言ってますが、一般的な靴墨のイメージってさっきのスポンジ液体タイプかこの缶タイプのどちらかが多いんですよ。

缶のタイプって主にポリッシュと呼ばれるタイプです。靴好きですと一通り靴を磨いた後に仕上げにつま先とかかと周りを中心に(屈曲しない部分)顔が映るくらいに光らせるために使います。

でもこれコツがいるんです。光らせ方も、磨き方も。だから、ひとまずもう少し靴に興味が出るまでやめておいてください。

ミンクオイル?靴、ベトベトのふにゃふにゃにしたいですか?

あ、お持ちの靴がブーツなら別です。そのままミンクオイルでも構いません。でもその感覚で、靴にはオイルを塗るものだと思ってミンクオイルを手に取った方、それ、また元あった場所に戻しておきましょう

オイルを多く含んだブーツなどでもない限り、油多すぎです。

表面がベタつくだけでなく、艶も消えます。元々オイルを含んだ革ではないので、オイルが入っていかないんです。表面に残ってしまう。指紋は残るわ埃は付着するわ革自体オイルで柔らかくなるわで、二度と靴墨なんて買う気無くなっちゃうかもしれません。だから、やめておきましょう。

瓶に入ったクリームを買いましょう。

それが一番簡単です。メーカーなんてどこでもいいですよ。気に入ったデザインのところ選んで良いと思います。それほど大差ありません。

その際に、一つだけやりがちなことがあるので、そこだけ念のため補足しておきますね。

墨だと思ってると誤解しやすいクリームの効果。

よくたくさんある靴クリームを前に、ものすごく真剣な表情で悩んでいる方がいるんです。

自分の靴と全く同じ色のクリームがない

と。靴を持ってきて、これと全く同じ色のクリームをください。という人も結構います。

無駄です

恐らく、色付きのクリームって、塗った瞬間その色が付いてしまって取れない、シミになってしまう、違う色になってしまう、と心配されているのだと思いますが、そんなことありません

墨じゃありませんから。絵の具じゃないんです。

靴墨って言葉のイメージから、そう思われている方が結構多いのですが、実際塗ってもブラシしたり磨いている内にほとんど色が付いていないことが分かります。

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一応色つくんです。でも一発でやり直しが効かないスプレーじゃないんですから、何度も塗っている内に、その色に近くなる程度です。

傷が入ったから、その部分黒くしたいんだ、って人がいますけど、黒の靴墨買っても、その傷は消せません。それを考えても墨じゃないこと、分かりますよね?

ただ、ベターっと厚塗りしまくると、その部分だけ量が多すぎてシミになって、それで色が変わった、って思う人がいるんですが、それはクリームの色とは別問題です。

靴墨買うつもりできてイメージと違って申し訳ないですが

無色の靴クリーム買ってきません?効果はほとんど同じで、手元のどの色の靴にも使えます。そしてクリームによっては靴以外の革小物にも使えます。失敗も比較的少ない。

それでいて、大切な栄養と艶は変わらず出ます。

実際、たまには靴墨買うか、くらいでそれほど靴にも靴磨きにも興味がない方には色付きの靴クリーム要らないと思うんです。失敗や無駄が多いんです。であれば、そもそも靴墨はとりあえず要りませんから、もっと必要なものが他にありますよ、というのが当ブログで一貫して主張していることです。

でもとりあえず、今シューケア用品売り場でスマホ見ながら悩んでいるかと思いますので、交通費も勿体無いですし、ひとまず無色の靴クリームだけ買って帰りましょう。

細かいお手入れの仕方は、当ブログでも繰り返し書いてますが、同じように調べるといくらでも出てきますので、是非試してみてください。無色ならとりあえず失敗も少ないと思います。

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もし今回の記事が少しでもお役に立ちましたら、またいらしてください。他にもあなたのお役に立てる文章が少しは見つかると思います。

読んでくださって、本当にありがとうございます。またお会いしましょう。

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2014年4月から当ブログにて公開してきた200以上の「靴のお手入れ」と「靴の選び方」に関する文章をベースに加筆・修正を行い(実際にはほとんど書き直しました)、この度電子書籍として出版しました。 Kindle端末がなくても、お使いのiPhoneやiPad、Androidスマートフォンでも読むことが可能です。

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2016.03.03

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