[0223-201406] 限定や記念モデルは自分の中では定番になれない。

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最近は定番品の魅力を感じるようになりました。限定品にも限定ならではの魅力はあるのですが、それは長く愛用する上での魅力とは少し違う。限定品は、その元となる定番があり、その良さがわかった上での、お祭り的なアイテム。コレクション的な良さだと思うのです。


#写真は定番ではなく、セイコー130周年記念モデルのグランドセイコークオーツです。

私は元々SEIKO好きなこともあり、グランドセイコーもクォーツを中心に愛用しています。数年前は毎年記念ラッシュで、クォーツ誕生40周年、グランドセイコー50周年、セイコー130周年と毎年記念モデルが出まして、毎年入手してきました。

毎年決して悪いモデルではなく、SEIKO好きの心をくすぐる何かがあるのですが、記念モデル、限定モデルは幾ら良いモデルが出ても、自分の中で終わりが来ないのです。いつまで経っても上がれない。それはSEIKOに限らず、時計に限らず、限定モデルや記念モデルを購入するたびに感じてきたことでした。

限定や記念は自分の中では定番になれない。

限定モデルには、限定である何か理由があります。継続して出せない何かです。それほ希少な素材だったり、選別された何かを用いていたり、様々です。そして、限定モデルはその元となる、完成され、定番となり得た何かを持った、ベースとなるモデルがあるのです。

既に完成された、完結したモデルに、記念や限定のために何かを加える、というのはなかなか難しいことです。そして、それらはオリジナルには勝てない。オリジナルがあるから、その限定が出せたのです。


#写真は定番ではなく、セイコー130周年記念モデルのグランドセイコークオーツです。

そう考えると、定番というのは素晴らしい。何が素晴らしいかといえば、素晴らしいと思わせない、普通にあるのでその魅力に気づかないことが素晴らしいと思うのです。

長く愛されるには愛される理由があります。それは意外と言葉にしにくい。説明しにくい。けれど、それがあるから、安心して他に意識を向けることが出来る。

また、定番品はそのメーカーの顔でもあり、積み上げられたものがあり、そして修理や代替えのパーツ、部品が常に用意できるということ。これは定番だから出来ることであり、全てのモデルにこの体制を敷いたら、とてもじゃないけれど、メーカーとしてやっていけない。

そう感じるようになってから、長く愛されている定番品が気になるようになりました。定番品を見るようになると、定番になれなかったモデルの魅力や、慣れなかった理由に意識がいくようになります。そして、定番品を愛用するようになると、限定モデルや記念モデルも、今までとは違った目で見られるようになるのです。

そして、そんな中から、自分の中の定番が出来ていけば良いな、と思っています。

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2016.03.03

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