[0858-201507] 国産期待の浅草靴RENDO、Amazonでも取り扱い開始でこの価格帯の革靴が面白くなるか。

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このブログでも何度か取り上げているMADE IN ASAKUSAの新しい日本の革靴のカタチ。RENDO。三交製靴訪問の帰りに一度お店に寄ったこともありますが、履き心地も奇をてらわず、これは履き込んでいけば良い靴になるなぁ、と感じたことを覚えています。

唯一の欠点でもあり、ただ裏を返せばそれだからこそこの価格帯で展開していける、という強みでもある、浅草の実店舗(もしくは直営オンラインショップ)でしか購入できなかったこのブランドが、Amazonでも一部取り扱いが始まったようです。本家ブログ及びFacebookページで知りました。

RENDO(レンド) | Amazon.co.jp 0858-201507_RENDO Amazon

4万円台の国内外革靴としては独特の世界観があるだけに。

独特の世界観といっても、冒頭でも挙げたように奇抜なわけではなく、真っ当な、奇をてらうところのないストレートな国産靴というイメージが、浅草という場所と相まって一つの魅力を作り上げていた、と勝手に判断していただけに、今回Amazonで取り扱いが始まったことでどうなることか少々気になってはいます。

普通に見る限り普通の靴なんです。実際店頭で履いた限りでは私はとても好印象を持ちました。

また国産靴といえばお馴染みShoe*さんもRENDOを愛用されていてご自身のブログで紹介をされています。

Shoe*: RENDO R7702 PUNCHED CAP TOE OXFORD

僕は革靴にはドレスシューズとビジネスシューズがあると思っている。
前者はパーティーやセレモニーなどで履く靴で、どちらかと言えば見た目重視。後者は普段履きで、耐久性やリペアとお手入れのしやすさ、長時間履いた時の履き心地、経済面が優先される。

RENDOは僕の中での位置づけは後者。いわゆるふつうのビジネスパーソンのために、コストを意識しながらグッドイヤーウェルテッドの靴を真面目に作ったらこうなりました、という感じ。アノネイやウェインハイムレダーの革を使いました的なアイコン勝負ではなく、ラストや作り込み、仕上げといった一般的にはなかなか評価されにくいところをまじめに作りましたと。

Shoe*: RENDO R7702 2nd Report

こちらが購入10ヶ月後のレポート。

RENDOって、靴好きの人ならそのコンセプトとそれから導き出される良さが理解できると思うのだけれど、これから靴好きになる予備軍である若い世代に訴求するには今ひとつパンチが足りない気がする。いわゆる真面目すぎてモテない君で、作り手の伝えたいメッセージを受け取る側もこの真面目さを受け止めるだけの余裕が必要とされてしまう。
一巡して、クラシックな普段履きが欲しくなった人が立ち返る靴なのではないかと。

個人的にはこうした真面目なコンセプトにもっと光があたって欲しいし、こういう靴こそが日本のベーシックとして広まったらいいなと思う。実際に自分で購入してみて履いてみて解ったのは、本当に期待を裏切らない靴。目立たないけれどなぜか安心。

AmazonではR7702は今のところダイナイトソールのみのようで、革底がないのが残念。

どこかで買いたいと思っていた。タイミングを逸したまま一年が経っていた。

私にとっては、常に気にはなっていながら、これといった大きな決め手があるわけではなく、その結果いつもその時点での優先順位として上に位置する靴などが出てきてしまい、結局気がつけば一年以上が経過してしまっているブランド。

けれどそれは決して魅力に欠けるわけではなく、まだブランド立ち上がりから日も浅い(数年)ことを考えると大げさかもしれないけれど、どこかこれからもこうした靴が定番として「いつでも買える」「そこにある」浅草靴の一つのカタチになるのではないか、いや、なって欲しい、という期待と、根拠のない安心感で後回しにしてしまっていたところがあります。

そうこうしている内に皮革や原材料費の高騰やブランド力が上がることで気がつけばちょっと手に入れにくい価格に上がってしまうことが少し怖いのだけれど、今のところは4万円という少し一般的には一歩奮発した立ち位置にある、けれどそこで舶来ブランド靴に行くのではない人々にとっては面白い靴だと思っています。

なかなか光が当たりにくい立ち位置だけれど、意外と受け入れられてきているのかも。

最近、私の革靴に関する感覚は少し固く、また古くなってきているのではないか、と感じてしまうこともあります。私の感覚ではRENDOは決して大きく売れるタイプの靴ではありません。けれど、だからこそこうしたRENDOのような靴が一般に抵抗無く普通に受け入れられる、好まれるようになれば、日本の革靴の未来も明るく楽しくなるのではないか、と思っているのです。

けれど、実は私のそうした考え方自体が既に時代遅れになっていて、既に今、革靴に興味を持ち始めた人や、一回り人たちにとってはもしかしたら既に気軽にAmazonでこの靴を選ぶような目が育ってきているのかもしれない、そんな風にも感じています。

原材料費の高騰は舶来ブランド靴だけでなく、国内メーカーも直撃しています。私の好きな和創良靴もこの7月1日から特にコードバンが一気に値上げされました。全体的に靴の相場がどんどん上がってきていると感じます。

ただ、それは15年前、私が革靴に興味を持った時に、既に当時革靴を楽しんでいた先輩方にとっては「高くなったよね」と思っていたことかもしれません。

今回のRENDOのAmazonでの展開がどの程度影響があるのか、それとも全くと言って良いほどないのか、靴好きの一人として、かなり興味深く見ています。

私はやはり、RENDOでも欲しいとなるとこのR7701(ストレートチップ)かR7702(パンチドキャップトゥ)なんだなぁ、と改めて思います。

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