[0863-201507] 普段このブログでは取り上げないけれど、一般的には何故か必需品と思われている2つのお手入れ用品。でも実は梅雨時のカビ対策には強い味方だよ。

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梅雨ですね。ホント梅雨。この時期革靴好きに限らず嫌なのがカビです。革靴好きには天敵。
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なんて言いつつ、私ここ5年以上、カビに全く悩まされていないので、あまり共感できなくてごめんなさい。
何かコツや秘密がある訳ではなく、単に運が良かっただけです。
そんなこともあって、このブログでは革靴とカビについては全くと言ってよいほど書いてきませんでしたが、結構切実な問題だと思いますので、これからは時々書いてみたいな、と思います。

いきなり結論。確実な対策方法はありません。

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正直、カビの絶対的な対策方法は無いと思います。いや、あっても多分それ面倒か面白くないかで普及しません
ただ、実は当ブログ的には「違った」用途で定番品として受け入れられている2つのお手入れ用品が結構この時期役に立ちますので、ちょっと珍しくこの2つを取り上げてみたいと思います。
ちなみにお手入れ好きな方には今更な話なので、この時点で読むのやめても特に影響はありません。
ということで、今回挙げたい2つの一般的なお手入れの定番品。それは「ミンクオイル」と「チューブ型クリーナー」です。

何故か靴のお手入れといえばこれだと思われている「ミンクオイル」

お店にいた頃、お手入れ全くやったことの無い若者から、何故か仕事で忙しいからと夫の靴を買いに越させられた奥様まで、一様に思い込んでいるお手入れ、クリームの定番。それがミンクオイルです。


ミンクオイル、皆さん好きですね。なんかケア用品コーナーの前で固まってるかと思ったら、必ず最初に手に取るのがミンクオイルです。
ブーツでもない限り、通常の革靴ではミンクオイルは普段のお手入れには使いません。
けれど。

ミンクオイルを水の侵入口に最もなりやすいつま先周りの縫い目に多めに塗り込む。

この時期だとこれが結構使えます。もし以前に間違って買っちゃって、使う機会もなく残っていたら、雨のこの時期はマメに綿棒か何かで靴底と上の革の合わさっている部分(コバ周りや縫い目付近)に少し多めに塗り込んでおくんです。
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普段からお手入れの際にも埃が溜まりやすいので毎回ブラシを特に念入りにしておきましょうね、とお伝えしているこのコバ周りと縫い目。雨がまず染み込んでくるとしたら、大抵ここからです。


撥水スプレーをマメにかけていても、この隙間部分にまで撥水の成分が届いていないことが多いんです。あとは届いていても最も水の圧力のかかるところなので、ちょっとした撥水効果なんて突破して侵入します。これをミンクオイルである程度までは防げます。
特につま先周りが浸水しやすいので、この辺りで気になるところはコバ周りの縫い目に限らず少し擦り込んでおきましょう。
ただし、幾らミンクオイルが良いと言っても靴全体に塗り込むと後でベトついたり面倒ですので、靴全体には撥水スプレーを頼ってくださいね。

[0233-201406] 梅雨と言えば防水スプレー、革は水に弱いから防水スプレー、に思うこと。

靴磨きといえばチューブのクリーナーだろ、というあなたへ。

普段の靴磨きにチューブ型のクリーナーは一切要りませんが、このカビの季節には活躍してくれます。


単純に古いクリームや汚れを落とすだけでなく、中には防カビ剤が含まれているモノも結構あるんです。それを有効に使いましょう。濡れてしまった靴を一通り汚れを拭った後に、敢えてこのクリーナーで全体の汚れを落としてしまうんです。
落とすこと以上に、クリーナーに含まれている防カビ成分にも頼るようなイメージです。
もちろんすべてのクリーナーに含まれているわけではないので、一応確認だけはしておきましょう。
とはいえ、このクリーナー、靴の長期保管をする際にも便利です。しまう前に靴全体をクリーナーですべてクリームなどを落としてしまうんです。その状態で保管。古いクリームなどが靴を痛めてしまうこともありますので、一度落としてしまうんです。スッピンの状態にしてしまう。結構効果的です。
また、この時にも含まれている防カビ成分が役に立ってくれるかもしれません。

たくさん靴を持っている人のところには隙を突いて、少ない人のところには当たり前のような顔してやってきます。

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カビについては一回で書ききれることではないので、今回はミンクオイルとクリーナーに絞って書いてみましたが、結局一番大切なことは、自分の靴を常に意識してあげられるかどうか、ということかな、と思います。
カビって幾ら環境が良い状態で保管しているつもりでもいきなり発生しているんです。でもそういう時って振り返ってみるとここ少しの間、この靴見てなかったな、履いてなかったな、ということが多い。
これは靴好きに多い傾向です。
反対に靴に興味がない人の場合、そもそも汚れすら落としていないことが多いんですね。とりあえず新聞紙だーと中途半端に新聞紙を突っ込んで、そのままもうそれ以上吸水出来ない状態のままの新聞紙を入れたまま、湿度の高い玄関先に放置してしまう、とか。
それ、カビに生えて下さいと言っているようなモノです。
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私もここ5年以上カビにやられていませんが、それでも毎年気にしています。一応毎日見るようにしています。埃が付いていたら払いますし、その靴の存在を忘れないようにはしています。その時についでにその靴の周りの環境に意識しています。ちょっとこの辺り湿度高くないか?やけに埃溜まってきたな、などなど。
[0811-201506] とりあえずこれだけしておきましょう。雨の日の帰宅後の革靴のお手入れのポイントをまとめてみます。
でもね、それでもカビって生えるときは生えますから。なので、あまり落ち込まずに、ネットでカビで検索してみてください。たくさんの靴好きの阿鼻叫喚の図が覗けますので、それらを眺めながら自分を慰めてあげて下さい。

いきなり結論。確実な対策方法はありません。

何故か靴のお手入れといえばこれだと思われている「ミンクオイル」

ミンクオイルを水の侵入口に最もなりやすいつま先周りの縫い目に多めに塗り込む。

靴磨きといえばチューブのクリーナーだろ、というあなたへ。

たくさん靴を持っている人のところには隙を突いて、少ない人のところには当たり前のような顔してやってきます。

  • いきなり結論。確実な対策方法はありません。
  • 何故か靴のお手入れといえばこれだと思われている「ミンクオイル」
  • ミンクオイルを水の侵入口に最もなりやすいつま先周りの縫い目に多めに塗り込む。
  • 靴磨きといえばチューブのクリーナーだろ、というあなたへ。
  • たくさん靴を持っている人のところには隙を突いて、少ない人のところには当たり前のような顔してやってきます。