[かぶ] ASUS ZenPad 7.0(Z370C)レビュー(ケース編)その大きな魅力の一つでもあるオプションの純正ケースとカバーを考える。

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[かぶ] ASUS ZenPad 7.0(Z370C)レビュー(ケース編)その大きな魅力の一つでもあるオプションの純正ケースとカバーを考える。

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ASUS新製品体験イベント@大阪でご提供いただいたZenPad 7.0(Z370C)のレビューの第二回。通常でしたらまずはプレゼンでの写真を交えながらのスペックや魅力の紹介か開封の儀から始まるのが通例だと思いますが、気持ちよく飛ばします。今回はZenPadシリーズの大きな魅力の一つでもある、オプションの純正カバーとケースについてです。

今回のイベントではZenPad本体だけでなく、純正アクセサリ(オプション)として別売りされるこれらのカバーやケースの中の2つ、Audio CoverとPower Caseもご提供頂きました。それぞれ、ZenFoneでいうVIEW FLIP COVERのように、メーカー純正でケースの裏側を外して付け替えることで機能などを付加することが出来る、というものです。

本体にそのまま被せるように更に上からケースやカバーをするのではなく、付け替えることで厚みや一体感、更に直接内部で接続出来ることでより安定して機能を加えられるのが純正のこのアクセサリの強みです。

今回はその機能面よりも、通常使用時の使い勝手について書きたいと思います。

さて、使用初日にこれらの一つ一つでも数回に分けて書けそうな専用アクセサリーについて何を書くのかと言うと、機能ではなく、これらのケースやカバーを使用した際の「普段使い」の使い勝手についてです。

要は持ちやすいか。使いやすいか。ということです。

幾ら機能が素晴らしくても質感が上がってもバッテリー容量が上がっても、普段使いする気にならなければ論外です。ZenFone 2 Laserでも、またAppleのiPhoneでも同様ですが、素の状態が本来は最も持ちやすく、操作しやすく、使いやすくできている筈です。iPhoneなんて6 Plusは薄いケースに入れただけで私の右手の親指の付け根が悲鳴をあげましたから。

余計な機能が付けば、その分何かしら影響は出てくる、ということです。カバーが付けば確かに液晶面を傷や衝撃から守れるかもしれませんが、その分蓋部分が邪魔になることもある。そこで、それぞれについて写真とともに使い勝手を書いてみたいと思います。

DTS対応5.1chサラウンド&スタンド機能で迫力のサウンド。Audio Cover。

1006-201508_ASUS ZenPad Z370C Audio Cover 02

まずはこちら。DTS対応5.1chサラウンド&スタンド機能で臨場感溢れる迫力のサウンドを楽しめる純正オーディオカバーです。価格は税込み10,238円。

追記:2016年1月10日 10:00 更新

今、ASUS outletでオーディオカバー、パワーケースともに既にアウトレットが販売されています。

≪ASUS ZenPad 7.0(Z370KL/Z370C)専用≫オーディオカバー(ブラック)【OUTLET】 – ASUS Shop

≪ASUS ZenPad 7.0(Z370KL/Z370C)専用≫オーディオカバー(ホワイト)【OUTLET】 – ASUS Shop

質感は良好。普通に持ち歩くなら私は素直にこのカバーを使いたい。

液晶面も覆ってくれて、表面の質感も良好です。もしこれが本革だったらもう私的にはたまりません。それくらい一体感も気に入っています。

1006-201508_ASUS ZenPad Z370C Audio Cover 04

価格も1万円です。カバーで1万円、本体の半分の値段です。普通は買いません。ただ、このケース、流石にそれだけするだけあって、タブレットとは思えない良い音を出してくれますし、さり気なく5.1chサラウンドです。ZenPadのプリインアプリのAudio Wizardを使えば、角度から距離まで設定できて、しかもこのカバーをしている時には内部で繋がっているので、いつも通りMicroUSBケーブルで充電すると、本体とカバーの両方が同時に充電されます。これはこの後紹介するPower Caseも同じです。

1006-201508_ASUS ZenPad Z370C Audio Cover 06

この部分が本体裏の端子と接するんですね。もちろん使っていない(外している時)にも単独で充電も可能です。

スタンドにもなり、もう文句の付けようがないように見えるのですが。

このカバーがあれば、例えば別途でBluetoothのスピーカーなどを用意しなくても旅先や、もちろん自宅でも単独で綺麗な音楽が楽しめる訳です。充電しながらももちろん使えるので、Google Playミュージックや自分のお気に入りの曲を流しっぱなしにしたりしても良い。スタンド機能もあるので、huluやNetflixなども音に不満を持たずに楽しめます。ちょっと現状ではhuluやNetflixはZenPad自体が(Androidのバージョンの関係か)相性が悪いようですがこれは追々改善されることでしょう。

と、文句の付けようがない、本体の半額を出す気があるなら充分にオススメ出来るように見えるのですが、これが結構悩ましい。

それが、重さと厚みです。当たり前のように見えて、それがかなり大きいです。

1006-201508_ASUS ZenPad Z370C Audio Cover 03

ZenPad本体の重さ272gに対し、このカバーは211g。倍になる重さに耐えられるか。

5.1chでサラウンド、機能を上げればそれだけ重量も上がります。スペックシートによるとこのカバーの重さは211g。ちなみにZenPad本体の重さは272gです。重さが倍になります。しかも、その211gの大半は開いた蓋側の重さです。とてもじゃないけど片手で持つなら裏に折り返さないとバランスが悪くて持ちにくくなります。

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蓋面を当然裏側に折り返すことは出来るのですが、持ち手の部分がちょうどスピーカー面に触れるんですね。汗や皮脂が気になる方は結構目立つかもしれません。

厚みも先ほどの写真のように、倍以上になりますので、普段は両手で支えながら、何か操作するときだけ片手で持つか、そもそもスタンドさせて置いて使うのが前提かな、と思います。せっかくの7インチ、片手で持って電車の中などで電子書籍読んだりするには向かないです。腕の筋肉はつきますが。

かといって、別途持ち歩いて音楽を聴くときだけ付け替えるというのも難点あり。

そうしたこともあり、イベントのプレゼンでは気軽にベリっと外して付け替えることが出来る、と紹介していましたが、

1005-201508_ASUS ZenPad Z370C 06

これ、ZenFone以上に意外と手ごわかったです。他のPower Caseなども簡単に外せそうで意外と爪が痛かったりするのですが、このAudio Coverは特に辛い。その理由が、外す面の上にもう一枚貼り合わせてあるので、耐久性の心配と爪が入れにくいんですね。

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スタンド機能のために、本体との取り付け部分と外側のカバー面が貼り合わせてある形なので、無理やり外そうとするとその内どこか傷めそうです。

雰囲気は一気に変わるので、用途がハッキリしている人にはオススメします。

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このカバーを付けたZenPad 7.0は全くの別物になります。もうこれは感覚的なもの。好みの部分。機能も上がれば質感も上がり、見た目も少し高級な手帳感覚です。これは実際に悩ましいです。私のように片手で持ちたいから7インチ。しかも用途のメインは電子書籍。という人間には全く反対の方向にあるモノです。

なので、そうしたことも全てわかった上で、ワンランク上のサウンドと質感を求めたい、用途もある程度明確になっている方にはオススメできると思います。ただ、個人的にはこれやるなら、何もこのZenPad 7.0にしないで、S 8.0(Z580CA)などの上位端末でやったほうが、そもそもの使い勝手(処理速度)などの面で不満が出ないのではないかな、と思います。

タブレット | ASUS ZenPad S 8.0 (Z580CA) | ASUS 日本

何とも難しい価格と機能と質感のバランスのカバーですが、悲しいことに私、このカバーが一番のお気に入りなんですよ。一度付けてしまうと、なんかもうこのまま使いたいと思ってしまうくらいなので。本当に困ったカバーです。

≪ASUS ZenPad 7.0(Z370KL/Z370C)専用≫オーディオカバー(ブラック)【OUTLET】 – ASUS Shop

≪ASUS ZenPad 7.0(Z370KL/Z370C)専用≫オーディオカバー(ホワイト)【OUTLET】 – ASUS Shop

バッテリー駆動時間がプラス最大約6時間。しかも先に本体側から使ってくれる。Power Case。

1006-201508_ASUS ZenPad Z370C Power Case 01

うん、思った以上に長くなったけど、このまま続けます。何故ならこちらはシンプルだから。バッテリー搭載型の純正背面カバーです。価格は税込み5,378円。

追記:2016年1月10日 10:00 更新

今、ASUS outletでオーディオカバー、パワーケースともに既にアウトレットが販売されています。

≪ASUS ZenPad 7.0(Z370KL/Z370C)専用≫パワーケース(ブラック)【OUTLET】 – ASUS Shop

≪ASUS ZenPad 7.0(Z370KL/Z370C)専用≫パワーケース(ホワイト)【OUTLET】 – ASUS Shop

標準で8時間駆動のZenPadが6時間プラスで合計14時間になる。

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もう分かりやすいですね。背面カバーをまるごと変えてしまうことで厚みをあまり変えずに、6時間分のバッテリーが追加されます。もちろんカバーをしたままで普通に充電すれば同時に充電されます。しかも、まずは本体(ZenPad)側のバッテリーから使うようで、普通に使っていると右上にバッテリー表示が2つ(本体とケース)表示されるのですが、右側の本体側だけが減っていきます。左のケースのバッテリーは100%のまま。(Audio CoverはあくまでAudio用のバッテリーなので、同時にそれぞれ減っていきます。)

追記:2015年9月14日 21:00 更新

この一週間、ほぼPower Caseを付けっぱなしで使っていたのですが、充電されるタイミングが分かったので追記します。

1009-201508_ASUS ZenPad Z370C 05

画面右上。Power Caseは本体のバッテリーが60%を切ると自動で充電をし始め、90%まで充電します。その後本体に切り替わります。また60%を切ると自動で充電を始め、と繰り返すことで常にこの状態を保つようですね。このパターンはPower Caseのバッテリーが切れるまで(実際は残り数%の時点)繰り返されます。

1006-201508_ASUS ZenPad Z370C Power Case 02

質感も少し上がります。上がPower Case。

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これがZenPadの標準状態です。

厚みもあまり大きくは変わらず、別途モバイルバッテリーを持ち歩くよりも遥かに便利。

重さは多少あるものの、Audio Coverのように倍になるわけではないので、実際持っていてもそれ程「重い」と感じることもなく、それならこのまま付け替えて何の問題もなく、バッテリーが14時間近くになるのは安心で嬉しいはずなのですが。カメラのレンズ部分も厚みのおかげで守ってくれますし。

1006-201508_ASUS ZenPad Z370C Power Case 05

これまたちょっとだけ悩ましいのです。それが、この部分。

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背面カバーの形上、仕方ないのですが背面カバー部分だけ盛り上がってしまうんです。つまり、段差が出来てしまうんですね。背面に。

大したことはないように見えて、この段差が意外と気になる。

人間の手の感覚って不思議なものです。ごく僅かな段差や厚みが出るだけで、すぐ分かるんです。しかもそれを違和感として。

背面が平面や、ZenFone 2 Laserなどのように意識して手のひらに合わせて流線型にしていれば別なのですが、このカバーの場合はそうした理由があるわけではないんです。あくまで元のデザイン上の問題。であれば、通常なら平面のほうが使いやすいんです。

なんか変にこの段差が手に当たるんです。そうなると、それほど厚みは変わっていないはずなのに、厚みが気になるんです。もう、ホントそれだけ。

≪ASUS ZenPad 7.0(Z370KL/Z370C)専用≫パワーケース(ブラック)【OUTLET】 – ASUS Shop

≪ASUS ZenPad 7.0(Z370KL/Z370C)専用≫パワーケース(ホワイト)【OUTLET】 – ASUS Shop

ここで素の状態のZenPadの背面と持ちやすさを見てみます。

普通ならまずはこうしたアクセサリーは後からレビューして、まずは標準の(素の状態の)ZenPadでレビューをすると思うのですが、今回は最初からアクセサリーも頂き、先にそれらを使ってみたことで素の状態の魅力に却って気づくことにもなったかもしれません。

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素の状態のZenPadです。シンプルですっきりしていますが、気になる段差もありません。

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そして、最初は気づかなかったんですが、そのままの状態って薄いんですよ。8.7mmとスペックには書いてありますが、要は1センチなくて、更にエッジが丸みを帯びているので、手に取った感覚はなかなか良好です。重さも272gですから。軽いです。厚みがないから片手で持っても違和感があまりない。

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ASUS恒例のここに爪を引っ掛けて背面を取り外します。ZenFoneに比べると背面カバー自体が薄くて柔らかいのか、ペリペリと比較的軽めの音を立てて外れます。ただ、その分薄いので爪で開いていくと、爪と指の間に突き刺さって痛い時があります。

ZenPadの価格を考えると、素の状態で欲張らずに活用するのも一つの手かと。

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2万円という価格を考えると、スペックもそれなりです。まだスペックについてここでは取り上げていませんが、インテルのAtom x3プロセッサーを日本初搭載してきた、といっても、やはり価格なりなのかな、という使用感です。まだ一日ですが。

にも関わらず、こうしたオプションのカバーやケースが充実しているというのは贅沢といえば贅沢で嬉しいことではあります。実際に私はAudio Coverの雰囲気はとても気に入っていますし。

これらの専用アクセサリーを更に加えて贅沢にカスタマイズ出来るのもZenPadの大きな魅力の一つです。ただ、素のまま気軽に使う、というのも意外とありなんじゃないかなぁ、と思います。使用感は追々ご報告していきますが。

タブレットになるとそれなりの大きさになるので、傷が気になったりもするとは思います。専用アクセサリーのカバーとケースから先に使ってみた感想としては、薄さを活かしていっそ素の状態で欲張らずに使うか、カバーなどを付けたいのであれば折角なのでこれらの純正のアクセサリーを試してみて欲しいと思います。もちろん傷が気になって他社の気に入ったデザインのTPUのカバーなどを買うのも悪くはありませんが、何となく勿体無いかな、と。

それだけ、素の状態でも充分に持ちやすく使いやすい(むしろ素の状態のほうが持ちやすい)バランスの取れた大きさと厚さのタブレットだと思います。

タブレット | ASUS ZenPad 7.0 (Z370C) | ASUS 日本

ASUS ZenPad 製品一覧 | ASUS shop

追記:2016年1月10日 10:00 更新

今、ASUS outletでオーディオカバー、パワーケースともにアウトレットが販売されています。

[かぶ] 0025-1601 ASUS Outletは思わぬ掘り出し物に出会える楽しみがある。 – おふぃすかぶ.jp
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オーディオカバーが通常価格10,238円のところ、7,980円。

Asus-Outlet-ZenPad-AudioCover-01

≪ASUS ZenPad 7.0(Z370KL/Z370C)専用≫オーディオカバー(ブラック)【OUTLET】 – ASUS Shop

≪ASUS ZenPad 7.0(Z370KL/Z370C)専用≫オーディオカバー(ホワイト)【OUTLET】 – ASUS Shop

パワーケースが5,378円のところ3,980円。

Asus-Outlet-ZenPad-PowerCase-01

≪ASUS ZenPad 7.0(Z370KL/Z370C)専用≫パワーケース(ブラック)【OUTLET】 – ASUS Shop

≪ASUS ZenPad 7.0(Z370KL/Z370C)専用≫パワーケース(ホワイト)【OUTLET】 – ASUS Shop

このくらいの価格になるとだいぶ購入しやすくなるのかな、と思います。

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今回はその機能面よりも、通常使用時の使い勝手について書きたいと思います。

DTS対応5.1chサラウンド&スタンド機能で迫力のサウンド。Audio Cover。

質感は良好。普通に持ち歩くなら私は素直にこのカバーを使いたい。

スタンドにもなり、もう文句の付けようがないように見えるのですが。

ZenPad本体の重さ272gに対し、このカバーは211g。倍になる重さに耐えられるか。

かといって、別途持ち歩いて音楽を聴くときだけ付け替えるというのも難点あり。

雰囲気は一気に変わるので、用途がハッキリしている人にはオススメします。

バッテリー駆動時間がプラス最大約6時間。しかも先に本体側から使ってくれる。Power Case。

標準で8時間駆動のZenPadが6時間プラスで合計14時間になる。

厚みもあまり大きくは変わらず、別途モバイルバッテリーを持ち歩くよりも遥かに便利。

大したことはないように見えて、この段差が意外と気になる。

ここで素の状態のZenPadの背面と持ちやすさを見てみます。

ZenPadの価格を考えると、素の状態で欲張らずに活用するのも一つの手かと。

  • 今回はその機能面よりも、通常使用時の使い勝手について書きたいと思います。
  • DTS対応5.1chサラウンド&スタンド機能で迫力のサウンド。Audio Cover。
  • 質感は良好。普通に持ち歩くなら私は素直にこのカバーを使いたい。
  • スタンドにもなり、もう文句の付けようがないように見えるのですが。
  • ZenPad本体の重さ272gに対し、このカバーは211g。倍になる重さに耐えられるか。
  • かといって、別途持ち歩いて音楽を聴くときだけ付け替えるというのも難点あり。
  • 雰囲気は一気に変わるので、用途がハッキリしている人にはオススメします。
  • バッテリー駆動時間がプラス最大約6時間。しかも先に本体側から使ってくれる。Power Case。
  • 標準で8時間駆動のZenPadが6時間プラスで合計14時間になる。
  • 厚みもあまり大きくは変わらず、別途モバイルバッテリーを持ち歩くよりも遥かに便利。
  • 大したことはないように見えて、この段差が意外と気になる。
  • ここで素の状態のZenPadの背面と持ちやすさを見てみます。
  • ZenPadの価格を考えると、素の状態で欲張らずに活用するのも一つの手かと。